避妊薬として有名なトリキュラーですが、避妊だけではなく、ニキビ治療にも使用されている事はご存じでしょうか?意外と知られていないそのトリキュラーについて知ってみませんか?

ニキビを気にする女性

普及されたトリキュラーの情報で誤解が生じる場合も

トリキュラーは、日本で一番普及している低用量ピルです。正しく飲んでいれば、高い避妊効果がありますが、女性ホルモンが配合されているため、副作用が現れる場合があります。女性の性周期は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの量の変化によってコントロールされますが、ピルを飲むと大きな変動がなくなります。人によっては、この安定したホルモン状態に違和感を感じることがあり、これが吐き気や頭痛などの副作用として出ます。また、1日のホルモン量はピルを飲んだ直後に変動するため、この細かい変化に違和感を感じることもあります。
これらの違和感は、初めてピルを服用する人が感じがちで、身体が慣れるにつれて副作用はなくなります。トリキュラーは、普及しているピルなので、『トリキュラーの副作用』と誤解する人もいますが、それは間違いです。また、トリキュラーは3相性ピルで、ホルモン量が3段階に変化します。女性の自然の変化に合わせて作られたピルですが、人によっては合わないケースがあります。しばらく服用を続けても副作用がなくならない場合には、医師に相談してピルの種類を変えてもらいましょう。ピルが体質に合うかどうかは個人差のあることで、トリキュラー自体の評価とは無関係であることを理解しておきましょう。
この他、『ピルを飲んでいると癌のリスクが上がる』という誤解もあります。最近の研究では、低用量ピルで乳癌が増加するとは考えなくてよいとされています。ただし、既に乳癌になっている人や既往歴のある人は悪化させる可能性があるので、服用は避けます。卵巣癌、子宮体癌は減少することが分かっています。『ピルを飲み続けると不妊症になる』という情報も誤解です。ピルを飲んで卵巣を休ませることで、卵巣機能が回復するため、かえって不妊症になりにくいことが分かっています。